性能データ
FEATURE
自然素材で人と環境にやさしい
漆喰パワーシリーズの特徴
抗菌・抗ウイルス
漆喰の持つ強アルカリの特性により、
約15分で表面に付着したウイルスを不活性化します。
人は日常生活の中で色々なところを触り、知らず知らずのうちに目や口を触ってしまします。
これによりウイルスの接触感染が起こると言われています。
漆喰は、その抗菌・抗ウイルス機能で人の手から人の手への媒介となる場所にご利用いただくことでそのリスクを低減化します。
ウイルスは、生物の細胞に吸着して複製繁殖します。ウイルスが漆喰の表面に付着すると、ウイルス周辺の水分が強アルカリ性となりウイルスのタンパク質を変性させ、細胞膜に吸着する機能を破壊します。これによりウイルスの増殖を防ぐこと(不活性化)ができます。
メカニズム
- ウイルスや菌が表面に付着
- ウイルスの周囲の水分と消石灰が反応し、ウイルス周辺の水分が強アルカリ性となりウイルスが不活性化します
ウイルスB(エンベロープ有)に対するウイルス感染価測定結果
アレスシックイ塗膜表面にウイルスB(エンベロープ有)が付着した場合、約15分で99%以上感染力を抑える効果が認められています。
※抗菌剤・防カビ剤などの有機化合物は含まれておりません。
消臭機能
汗臭、加齢臭、ペット臭や生ごみなどの
生活臭を吸着し、浄化します。
私たちの生活環境には様々な臭いが存在します。漆喰にはこれらの臭いを吸着・浄化する機能があります。
部屋に入った瞬間に感じる不快な臭い、ごみ箱を開けたときに感じる不快な臭い。
漆喰はこのような生活臭を低減させる機能があり、快適な空間作りに貢献します。
メカニズム
- 硫化水素と消石灰が反応して生成熱が発生
- 生成熱により水分が蒸発して硫化物塩へと変化して臭気が消える
硫化水素・メルカプタン化合物吸収(消臭)実験
硫化水素:卵の腐った臭い。
メルカプタン化合物:タマネギ・キャベツの腐った臭い。(ペットの臭いの主な成分は低級脂肪酸類で、生ゴミ等の腐敗臭と同じ。)
VOC吸着除去機能
ホルムアルデヒドに代表される揮発性有機化合物(VOC)を吸着無害化し、トルエン、キシレン等も吸着除去します。
シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどのVOCは、私たちの住空間に存在しています。
建材は規制によってかなり抑えられていますが、0(ゼロ)とは言えませんし、家具などからも発生するケースもあり、敏感な人はシックハウスを発症してしまうことがあります。
漆喰は、空間に存在するVOCを吸着無害化する機能があり、室内環境の改善に役立ちます。
無害化メカニズム
- ホルムアルデヒドは消石灰と接触すると活性化し、反応して、無害化される
- さらに反応して、ホルムアルデヒドは完全無害な糖になる
ホルムアルデヒド・トルエン除去性評価試験
漆喰パワーシリーズは、関西ペイント株式会社の漆喰塗料「アレスシックイモンティアート」を使用しております。
上記のデータは、関西ペイント株式会社資料より抜粋しております。
LABORATORY TEST 国立大学法人 長崎大学 熱帯医学研究所と関西ペイント株式会社との検証実験
ウイルスの種類
周囲環境が強アルカリ性になると…
ウイルス(タンパク質)の変性を引き起こし、感染性を失う。
試験ウイルス
構造、形態、性状の異なる4種類のウイルスで抗ウイルス試験を実施
*水疱性口内炎ウイルス:水胞性口炎ウイルスとも呼ばれる
注意事項
- 本製品のご使用は屋内のみとなっております。
- 本製品には水をかけないでください。(変色やアルカリ成分が析出する場合があります。)
- 被着体表面の油・ほこり・水を拭き取って貼り付けてください。
- 貼り付けは、10℃以上の気温下で十分圧着してください。
- 壁紙の凹凸や素材、状態によっては、製品が付きにくかったり、剥がす際に下地を傷める場合があります。
剥がす際は、端部をつまんでゆっくり剥がしてください。糊跡が残る場合があります。 - 高温(60℃)、多湿(85%)の条件下で使用しますと変色する場合があります。
表面が汚損した場合は貼り替えてください。 - 濡れた手で長時間触ったり、口に入れたり、なめたりしないでください。人体に影響を与える可能性があります。
何かあった場合は、すぐに洗い流してください。 - 保管の際には密閉して、子供の手に届かない場所に保管してください。
- 人体に直接貼らないでください。
- 直射日光、高温多湿の場所を避け、密封して冷暗所で保管してください。
- 本製品は、ウイルス増殖抑制機能を有しますが、感染対策を保証するものではありません。
- 「抗ウイルス試験」は新型コロナウイルスに対する試験結果ではありません。
- 本製品に記載の数値や表現は保証性能ではございません。
- 品質向上の為、予告なしに仕様を変更する場合がございます。
ウイルス研究の第一人者である安田二朗教授とアレスシックイ モンティアートによる抗ウイルス効果の検証を行いました。
国立大学法人 長崎大学
熱帯医学研究所 新興感染症学分野
安田 二朗 教授
検証実験後の安田教授のコメント
今回の検証実験でアレスシックイの高い抗ウイルス効果が確認できたということで、医療機関や保健施設で活用されることは当然期待されるところですが、それ以外にも病原性微生物を扱う研究施設や一般の家庭においても、衛生環境の向上ということで広く活用することが期待できるものだと思います。
さらにはアフリカやアジア、発展途上国において、非常に衛生環境の悪いようなところにこういった製品を活用することによって衛生環境の向上といったものが広く、しかも手軽にできるといったことが期待できると考えます。